「里山が輝く」

長年住み慣れた小さな山里。
自然の豊かさが当たり前の生活を送っている私は、民宿に来られるお客さんの言葉にハッとする事が度々あります。
「ここはいいところですね。日本の原風景を見ているようです」。若い女性は「日本昔話の中の風景みたいだ」とはしゃぎます。
ある人は「小鳥の声のシャワーで目が覚めた」と言い、ある青年は大きく深呼吸をして「酸素が濃い」と身も心も解放された様子です。
皆さん穏やかな顔になります。

夜空の美しさは特別だと自負していたのですが、全国でも四万十町大正地域は星空が良く見えるスポットなのだと衛星から見たパソコンの画面を見せてくれるお客さんもいました。ライトを点けて夜の昆虫を採集すると、「ここには多くの絶滅危惧種がたくさんいる」と喜んでいる方もいらっしゃいました。お客さんと接していると、何もないと思っていた里山が輝いて見えてきて、ここで生活していることの幸せを感じています。

農家民宿 はこば  田辺客子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

sixteen − 14 =